2022年11月22日

抱擁


「カーマ・スートラ」には、いまだに契りが結ばれていない二人にとっては四種類の抱擁があるとしている。
  • 接触・・・口説こうとする相手の女に近づき、なんらかの口実を設けて身体と身体を触れ合う。
  • 媚態・・・相手の男に対して、女が何かを取ろうとして倒れかかり、わざと胸を押しつける。
  • 摩擦・・・暗がり、人の密集している場所、または、人のいない場所において、男女相寄って、長い時間互いに進退をさすりあう。
  • 圧迫・・・その際に、壁や柱に相手の身体を強く押しつけるとき、これを「圧迫抱擁」という。
前の二つはまだ両者が互いの気持ちを確認してはいけない場合、後の二つの互いに相手の心を知っている場合に行われる。

性交に際して行われる抱擁も四種類ある。
  • 蔓草の纏わり・・・シャーラ樹に蔓草がまといつくように女が男にからみつく。
  • 木登り・・・女が一方の足を男の足の上にのせ、もう一方の足を男に大腿におくか、あるいは、女が一方の腕を男の背中におき、もう一方の腕で彼の肩を押し下げるようにして彼にからみつき、かすかに叫ぶ声を発するか呻き声を出し、接吻するために男の体をよじのぼるようにする。
  • 胡麻と米・・・バッドに伏せて、あたかも闘技におけるのと同様に二人が腕と脚とで互いにしっかりと抱擁しあう。
  • 牛乳と水・・・情欲にとらわれ、苦痛に無感覚になり、女が男の膝の上に座るか、顔を向かい合わせるか、あるいは、ベッドに伏せるかして、あたかも互いの身体に入りこもうとするかのように激しく抱擁しあう。
前の二つは立ったままで行われ、後の二つは情熱につき動かされときに行われる。

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