2027年09月22日

情事の対象


「カーマ・スートラ」でも、もちろん誰も彼もとセックスしていいわけではない。当時のことだから、カーストの身分の壁もありるし、それ以外にも厳格な約束事があった。

まず、処女または他人と結婚したことない女は性愛の対象だが、他人と結婚した女との性愛は一応禁止されていた。例外として、下位カーストの女、追放された女、遊女、再婚された女(夫を捨てて他の男のもとに走った女)との性愛は、性愛の満足のために推奨されも禁止されていない。

とはいえ、他人の妻については「次のような理由さえあれば誘惑してもよい」と補足されている。
  • まず、もし彼女に自由意志があって、これまでにも自分以外の多くの男を楽しませてきたら、彼女に言い寄るのはまったく法の掟にそこわない。
  • もし彼女が再婚した女であるならば、すでに自分以外の男たちが彼女を自由にしているわけだから、彼女を口説いてもいっこうに差し支えない。
  • もし彼女の夫が敵方に属するとしたら、いったん彼女と交わることによって、うまくいけば夫の敵意を翻させる助けとなろう。
  • 彼女と交わることによって、(彼女を通じて)彼女の夫と親しくなり、敵をやっつけたり、その他の困難を打破できるようになるであろう。
とまあ、まだまだ続くのだが、中には人としてどうなのか疑うような事柄も列挙され、人妻に言い寄るための言い訳を際限なく書き続けている。

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