2027年10月19日

美女


「カーマ・スートラ」では美女を「蓮女」として次のように賞賛している。
顔は満月のようにうるわしく、
肉づき豊かな体はシラス、すなわち芥子菜の花のように柔らかく、
肌は金色の蓮の花のようにきめこまかく、柔和で美しく、決して浅黒くはない
目は子鹿のそれのように美しく輝き、ぱっちりとして、目尻はやや赤味をおびている
乳房は固くしまって、豊かに盛りあがり、
項はすっきりとし、
鼻筋はまっすぐ通って愛らしい
そして、体の中央にー臍のあたりに、三本の横皺が走っている
ヨニ(女性器)はほころびかけた蓮のつぼみにも似て、
愛液(カーマ・サリラ)は開きたての百合の花の香りを漂わせる 歩き方は白鳥のようで、
コキラ鳥に似た低い妙なる声を発する
白衣と美しい宝石とぜいたくな装いを好み、
小食で、眠りは浅く、
聡明で礼儀正しいばかりでなく、
信仰心も厚く、しきりと神をあがめ、バラモンたちの対話を聞きたがる。
現代人にとっては、美女かそうでないかは、人それぞれだが、かつては、はっきりとした基準が存在し、人は出来るだけ生きて神に近づけるよう努力したのだった。

古代インドでは、望ましい女性から順に、蓮女(パドミニ)、芸女(チトリニ)、貝女(シャンキニ)、象女(ハスティニ)と分類されていた。
  • 蓮女・・・上記のとおり、神々の世界から降り立ったかのような風情の女性。主に昼間の交合を好むとされている。
  • 芸女・・・蓮女ほどのデリカシーはないが、乳房は大きく、腿のやや太めの女性。愛液はかぐわしい密の香りがして、どちらかというと夜の交合を好む。
  • 貝女・・・それほど容姿端麗ではなく、痩せすぎたり、背が高すぎたり、太りすぎたりなどしており、腰はぽってりして、胸小さく、声はだみ声だったりする女性。男の身体に爪痕を残すこともしばしば。愛液は塩の匂いがして、夜の交合を好む。
  • 象女・・・絶対に避けるべき女性で、鈍感にして、身体はいかつく動作は鈍い。象の陰部のようなつんとした匂いがただよい、昼夜見境なく交合を求める。
しかし、いくら美しくても、彼女らは学ぶべき諸芸を身につけることなしには、一人前の女性とは認められなかった。それは、64種類にもおよんだ。


参照: 女性がカーマ・スートラ(愛の格言)とともに学ぶべき諸芸

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